生活習慣病に大切な医療は治療より予防にある

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生活習慣病とは

昔は「成人病」として歳を重ねたら脳卒中や心臓病、がんは避けられない病気として、早期発見や早期治療が大切とされていました。ですが、中高年に多いとされていた「成人病」の若年化が進むようになってから、患者の背景に加齢だけではなく長年の生活習慣が大きく影響している事がわかってきました。その為に平成8年に旧厚生省（厚生労働省）は「成人病」の概念を変えて「生活習慣病」として新たな提言しました。生活習慣を見直して病気を防ぐ一次予防をメインとしたものです。最近ではこの「生活習慣病」の予防策がどんどん増えています。

生活習慣の重要さ

生活習慣とはいわゆるライフスタイルの事です。食生活や運動、休養や飲酒などの他に嗜好品（タバコなど）を指してます。例えば食生活で好きなものを好きなだけ食べてしまうと高カロリー摂取になり、塩分や糖分の過剰摂取にも繋がります。そのうえ喫煙もするしアルコール好きで運動不足だとして、それを何年も続けていると肥満になり、血糖値や血圧、中性脂肪やコレステロールの値が上昇します。そうなると脳卒中や心臓病を引き起こす可能性が非常に高くなります。
長い沈黙の果てに、ある日突然倒れて最悪な場合は死に至るのが「生活習慣病」の怖さですし、たとえ命が助かっても重度の障害を残す事も十分考えられます。そうならないように生活習慣を見直す事はとても重要なのです。

治す医療から予防する医療へ

「生活習慣病」は過去の「成人病」と同じく重大な病気が多いのです。脳卒中や心臓病、心筋梗塞は早期発見で完治する可能性もあります。またがんも早期発見と早期治療で完治するようになりましたが、いずれにしても完治に向ける治療は長期にわたる事が多いですし、その程度によっては重い後遺症を残す場合もあります。
「生活習慣病」の概念は先ほど説明したように日頃の生活習慣に原因があるとされていていますので、病気を遠ざける予防医学が1番とさています。その為、最近の健康診断ではメタボ検診なども含まれるようになりましたし、タバコには喫煙のリスクを知らせる説明文が記されるようになりました。また予防医学は国が提唱しており、地域の自治体などが行う健康維持を目的とした健康教室やウォーキング大会などの催しも増えています。「生活習慣病」は誰にでもそのリスクがありますので、当サイトでは「生活習慣病」を予防する為の知識をお伝えしていきます。手遅れになる前に、まずは今の生活習慣を見直す所から始めて行きましょう。